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御祭神 大山祇命(おおやまずみのみこと)

 鶯谷の駅から見える神社としても有名な元三島神社。飲み屋、ホテル街に囲まれた雑踏の中でも神聖な空気が漂う神社としても異質的な空間は、日本でもおそらくここだけだと思われます。造りも下階が飲食店、その2階に神社があります。
 しかし歴史は古く弘安4年(1292)モンゴルの戦いの際、河野通有が大山積神社で必勝祈願し、戦陣でめざましい活躍をしました。帰陣した河野通有の夢の中で神のお告げがあり、大山積神社の祭神の霊を上野山内に分かち祭ったのがこの神社の始まりと言われております。
 12月31日には「茅の輪くぐり」の行事があり、この輪をくぐれば災厄からまぬがれるといわれております。
 初詣は元旦の神社・仏閣参詣の日です。昔はその年の大吉方、俗にあきの方にある社寺に参詣することで一年の福寿が得られるといわれております。また1月1日から7日まで下谷七福神巡りがあり、元三島神社は寿老人でもあります。七福神巡りの原点は江戸時代、神社・仏閣を巡る福神詣の風習が生まれ、谷中・隅田川などの七福神がつくられ盛んになりました。以降、年始に七福神を祀る寺社に参詣し一念の平穏を祈る正月行事として定着しました。皆様も巡られてはいかがでしょうか。

【下谷七福神】
英信寺(大黒天)飛不動(恵比寿)法昌寺(毘沙門天)弁天院(弁財天)入谷鬼子母神(福禄寿)元三島神社(寿老人)寿永寺(布袋尊)



所在地:台東区根岸1-7-11
御祭神 小野篁(おののたかむら)
御配神 菅原道真(すがわらのみちざね)

 東京下町八社参りの一つで、学問・芸能の神様として信仰を集めているところです。
 小野篁は平安初期の歌人・儒学者として有名。我が国最初の学校・足利学校を創立した人物としても知られ、その博学ぶりは平安貴族の中でも群を抜いていたそうです。「令義解」を撰したほか、「経国集」「和漢朗詠集」「扶桑集」「本朝文粋」など、多くの著書を遺しました。子孫には書家三蹟・小野道風や歌人六歌仙・小野小町がいます。
 神社の裏には、富士山を模した富士塚という高さ9m、直径16mの小さな山があります。これは天明年間(1781〜88)に富士山から実際に運んできた岩石で築いたもので、富士山信仰の対象となっていました。
 現在は、国指定重要有形文化財の指定を受けています。6月30日には山開きが行われ、年に1度、一般参拝者も登ることができます。茅の輪くぐりも行われます。また毎年9月23日には「足利学校と雅楽の夕べ」が催され、分かりやすい身近な講話や、みやびやかな平安時代をしのばせる舞楽の演奏が行われます。
 この神社は関東大震災時も東京大空襲時も火災を免れました。現在の拝殿と幣殿は、鎮座1120年を祝し昭和46年(1972)に修復したものです。

【下町八社福参り】
大鷲神社(商売繁盛)水天宮(安産子授り)下谷神社(夫婦和合)小野照崎神社(学問.芸能)今戸神社(縁結び)小網神社(強運厄払い)住吉神社(渡航安全)第六天榊神社(長寿健康)




所在地:台東区下谷2-13-14
御祭神 大山祇命(おおやまずみのみこと)

 三島神社の由来は、約670年前、勇将河野通有の発願により其の一族が、伊予の国越智郡に鎮座する日本総鎮守大山積命を武蔵国豊島郡に勧請し、金杉村上野山内の自邸に奉り、この地方一帯の守護神と定め社殿を建立したのに始まります。
 境内には「雷井戸」や「火除稲荷」が奉られていますが、雷井戸の名の由来となった『むかしばなし』をご紹介しましょう。
 『むかしむかし下谷あたりが金木野と呼ばれていた頃、この辺りは雷が多く、人々は困っていました。雲の上の雷達は、我がもの顔で大暴れをくり返していたのです。ある日、ついに怒った神主さんは、ながーい竹竿で雲のあちこちに穴をあけたのです。するとその穴の1つから、ちび雷が1ぴき転がり落ちて、境内の井戸の底まで落っこちてきました。神主さんは、井戸の蓋をして上に座り込み、雷達と根競べをしたのです。井戸の中ではちび雷が暴れ、雲の上では兄弟や大雷が大暴れを。しかし神主さんは一歩も譲らず、雷達はとうとう「もうこの辺りには落ちないから、助けてくれ〜!」と叫び、神主さんは助けてやったのです。それ以来、この辺りに雷は落ちなくなったということです。おしまい』
 参拝の際には、このむかしばなしを思い浮かべながら、雷井戸をご覧になって下さい。



所在地:台東区下谷3-7-5

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